「プロキオンS・G3」(12日、阪神)
重賞初挑戦の
レッドルゼルは8日、栗東坂路で単走。馬場のやや内めを通り、しまい重点に鋭い動きを披露した。タフな馬場を苦にすることなく、重心の低いフォームで力走。4F56秒0-39秒8-12秒2に、安田隆師は「先週やっているので反応を確かめる程度。この馬場で(ラスト1F)12秒2は速いと思います」と褒めちぎった。
これまで馬券圏内を外したのは、昨年4月の
端午S7着だけ。その後、北海道での休養が功を奏し、以降はメキメキと地力を強化。この馬本来の堅実さを取り戻した。「まだ100点ではないけど、85〜90点まで成長している。だいぶしっかりしてきました」とトレーナー。厩舎期待の
ロードカナロア産駒が、飛躍の時を迎えた。
提供:デイリースポーツ