「プロキオンS・G3」(12日、阪神)
先週の
CBC賞を
ラブカンプーとのコンビで制し、JRA重賞初Vを飾った
斎藤新騎手(19)=栗東・安田隆。後続に影をも踏ませぬ逃走Vに「残り100メートルで一頭だけ足音が聞こえたけど、近くではないと思いました。それでも直線が長く感じましたね。思い描いたレースができたのでうれしかった」と頬を緩ませる。
デビューした19年は42勝したが、2年目の20年は19勝目を挙げた5月30日以降は勝利が遠く、足踏みが続いた。「1カ月間勝てなかったので大きなレースでアピールしたかった。この1勝は自分の気持ちだったり、これからの一戦一戦につながってくれると信じています」。価値のある1勝を誇らしげにする。
プロキオンSは所属する安田隆厩舎の
デュープロセスとコンビを組む。「3歳の時の成績を見ても力はありますから。一度もまたがったことがないので、先入観を持たずに馬を信じて頑張りたい。自厩舎の馬で勝ちたいですね。それこそ、大きな1勝になると思います」。成長著しい若武者が、2週連続の重賞Vを狙う。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ