「プロキオンS・G3」(12日、阪神)
オープン特別を連勝中と勢いに乗る
サクセスエナジーが、和田を背に栗東坂路で最終リハ。併せ馬で力強く先着を果たし、目下の充実ぶりをアピールした。プロキオンSは18年4着、19年9着と結果を出せていないが、本格化の兆しがうかがえる20年は勢いが違う。自慢のスピードを発揮し、三度目の正直といく。
まさに充実一途。連勝中の勢いそのままに、
サクセスエナジーが栗東坂路で躍動した。
ヒルノダカール(4歳2勝クラス)とのスパーリングは、しまいビッシリ追われて1馬身先着。雨でぬかるんだ馬場をモノともせず、パワフルな動きで好調をアピールした。
4F52秒6-38秒2-12秒5。1日のCWでの1週前追いに続き、2週連続で騎乗した和田は「先週もよく動けていたけどね。1頭だとダラッとする面があるので、けさは併せ馬でビシッと。夏休み前の一戦なので」と調教の意図を伝える。鞍下から伝わる感触に「反応も行きっぷりも良かった。心配することはない」と合格点を与えた。
前々走の天王山Sは斤量59キロ、前走の
栗東Sでは58キロを背負ってV。重賞でメンバーは骨っぽくなるが、57キロで戦えるのは魅力だ。あとは、持ち味のスピードを生かす自分の競馬ができるかどうか。北出師も和田も「大事なのはもまれないこと」と口をそろえた。
ここで賞金を加算できれば、秋の大目標であるJBCス
プリント(11月3日・大井)が、はっきりと視野に入る。「ある程度のペースで行っても止まらない。人気を背負っての逃げは分が悪いけど、“ついて来たら、みんなつぶれる”ぐらいの気持ちで乗りたい」と和田。時計勝負は望むところ。自慢のスピードで他を圧倒する。
提供:デイリースポーツ