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函館記念・G3」(19日、函館)
勢いのある若手が、待ち切れないとばかりにターフに戻ってくる。5日の福島7Rで落馬負傷し、先週の騎乗を取りやめた
団野大成騎手(20)=栗東・斉藤崇=が14日に調教騎乗を再開。
函館記念でコンビを組む
レイホーロマンスなどにまたがった。「きょう、初めて乗ったので多少の違和感はありましたが、問題はなかったですし、レースの騎乗は大丈夫」。万全の態勢で実戦復帰を迎えられそうだ。
落馬当日はいろいろな出来事があった。
ラジオNIKKEI賞で騎乗予定だった
バビットが重賞を制し、阪神で行われた
CBC賞を同期の斎藤が
ラブカンプーでV。同期初の重賞制覇に「うれしかったですし、自分も頑張らなければと思いました」と口元を引き締める。ラ
イバルの活躍に触発され、改めて気合を入れ直した。
今週は自分の出番だ。
レイホーロマンスは初騎乗となるが、しっかりと手応えをつかんでいる。「操縦性が高いですね。具合は良さそう」。近走はひと息の成績だが、変わり身はあるとみている。「もともと重賞でいい競馬している馬ですから」と地力の高さに期待を寄せた。
18日の
函館2歳Sには
ラヴケリーに騎乗。また、函館リーディング争いも1位池添と1勝差の4位につけている。「函館リーディングは目標にしていましたし、そこも目指したい」と意欲十分。復帰週から存在感を示し、函館開催を最高の形で締めくくる。
提供:デイリースポーツ