「セレクトセール2020」(14日、ノーザンホースパーク)
2日目は当歳馬226頭が上場。昨夏に死んだ
ディープインパクト、
キングカメハメハの産駒が不在の中、米G1馬
ヨシダを全兄に持つ「
ヒルダズパッション20」(牡)の当歳セリ史上5位となる3億8000万円をはじめ、落札価格の1〜3位を
ハーツクライ産駒が独占した。新種牡馬では
サトノダイヤモンド産駒の「
サマーハ20」(牝)が1億円で取引された(価格は全て税抜き)。
2日目の取引総額は、83億3400万円。昨年の97億8400万円には及ばなかったものの、2年前の82億5750万円を上回った。2日間合計では史上2位となる187億6200万円で、落札率は90.9%だった。日本最大の競走馬セールは、新型コ
ロナウイルス禍の影響をほとんど感じさせない盛況ぶりだった。
セールを主催する日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は「この難しい環境にかかわらず、いい馬にいい値段がついたと思いました。日本全体の景気のこともあるし、今年は何とか持ちこたえてくれたのかもしれませんが…。このセリが続き、皆さんにいつまでもいい馬を提供できる場であってほしいですね」と総括した。
提供:デイリースポーツ