JRAで行われる2歳世代最初の重賞。12年から函館開催時期が短くなったこともあって極端に時計が掛かることはなくなり、近年は通常1分10秒前後の勝ち時計になる。
1.前走4角4番手以下の馬は割り引き
過去10年で、前走4角4番手以下だった馬は2頭しか馬券に絡んでいない。新馬・未勝利戦を前々で立ち回れなかった馬がここで通用することはほとんどないと考えて良さそうだ。
2.前走上がりが最速の馬に注目
過去10年で、前走で上がり3ハロンタイムが1位だった馬は[6-7-5-41]で複勝率30.5%。上で示したように、道中の位置を取れなかった馬は割引が必要ではあるが、前半のスピードだけで粘り込み後半で目立った脚を使わなかった馬もまた、苦戦傾向にある。
3.サンデー系の台頭
10〜14年の5年間では
父サンデーサイレンス系の馬は1頭しか3着以内に入れず苦戦していたが、ここ5年は9頭が3着以内に好走している。ある程度時計が出るようになりスピード競馬の側面が強くなってきたことが、サンデー系台頭の影響として考えられるだろう。
レディステディゴーは阪神ダート1200mの新馬戦を快勝。走破時計やラップは目立った数字ではないが、道中で終始外4番手を雁行しながら最速の上がりを使って抜け出すという、出走メンバーでは頭一つ抜けた内容の走りだった。新馬戦からこのような勝ち方ができる馬は中々おらず、能力は重賞でも十分通用すると見る。芝ス
プリント路線で活躍した
ナックビーナスの全弟であるから、芝はこなせるだろう。