「
函館2歳S・G3」(18日、函館)
非凡な才能を秘める才女に、指揮官もぞっこんの様子だ。新馬戦で従来のレコードを0秒5も更新した
モンファボリは15日、函館芝で最終リハを行った。
序盤の緩い流れでも折り合いを欠くことはない。迎えた直線では、しまい重点で仕掛けたパートナーに対して馬なりのまま併入と、手応えの差は歴然。5F67秒7-37秒8-11秒6。ラストは鋭い切れ味を発揮した。
見届けた須貝師は「使ってさらに良くなっている。時計も出ているし、これで十分」と目を細めた。デビュー戦の馬体重が412キロという小柄な牝馬。それでも「張りがあるから迫力がある。こういうのを均整が取れていると言うんだろう。おとなしいし、変なスイッチが入らず全てがいい馬」と、賛辞のオンパレードだ。
13日に行われた1歳セレクトセールでは、
父ディープインパクトの半弟が4億円(税抜き)の高値を付けたが、こちらも世界的名馬の
フランケルを父に持つ。「
フランケル産駒は使って行ったら何かありそうだから、大事にね」と、先を見据えて英才教育中。レコードを生み出した脚力で、2歳戦線を引っ張っていく構えだ。
提供:デイリースポーツ