19日に阪神競馬場で行われる
中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝1600mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は「24-17-18-91」。直近1年の勝利数では2位に18勝差をつけており、特別戦に限定した場合も10勝を挙げる活躍をみせている。他より一歩抜き出た成績を残しているが、勝利した延べ24頭はいずれも1〜5人気に支持されていたことも覚えてきたい。同産駒からは
エントシャイデン、
ケイアイノーテック、
ディメンシオンの3頭が出走確定。
オルフェーヴル産駒は「1-1-4-31」。勝ち馬こそ2勝クラスの平場戦を制した
アンドラステに限られるが、複勝回収率は138%とプラス収支を記録。重賞成績は「0-1-0-2」とサンプルが少ないものの、唯一の好走例が今回出走する
ギルデッドミラー(20年
アーリントンC・2着)でもあり、種牡馬としての真価を問われることになりそうだ。
ステイゴールド産駒は「1-0-1-18」。こちらも直仔
オルフェーヴルと同様に好走率自体は強調できる成績残していない。ただし、今回出走する
ソーグリッタリングは19年
六甲Sを制しており、直近1年における唯一の産駒としての勝ち馬でもある。
ロードカナロア産駒は「6-4-8-65」。離されてはいるものの、勝利数では
ディープインパクトに次ぐ成績を残しており、特別競走では
ダイワメジャー、
ハーツクライ、
エピファネイアを上回り単独2位となる。二桁人気馬が2勝を挙げる意外性も秘めており、ぞんざいには扱えない種牡馬と言えるだろう。同産駒からは
トロワゼトワル、
ペプチドバンブー、
レッドレグナントの3頭が出走予定。