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アイビスSD・G3」(26日、新潟)
夏の新潟開催の開幕週を飾るのは、国内でただひとつの直線1000メートルが舞台となる重賞。
CBC賞で見事な逃げ切りを決めた
ラブカンプーが、藤田菜七子とのコンビで連勝を目指す。
19日の福島7Rで5週連続Vを決めて、好リズムをキープしている藤田菜七子。勢いに乗って挑む
アイビスSDは、自身にとって27回目のJRA重賞参戦となる。昨年12月のカペラS(
コパノキッキング)に続く、2つ目のタイトル奪取が懸かる一戦だ。
パートナーは前走の
CBC賞を13番人気で逃げ切った
ラブカンプー。初コンビだった前々走の韋駄天Sは4番手を進みながらも伸び切れず、勝ち馬から0秒6差の7着。それでも「さすがに背中のいい馬だと感じました。その段階ではいい成績を出せていなかったけど、返し馬では能力のあるところを感じました」と好感触をつかんでいた。
すると次戦で鮮やかな復活劇を演じてみせた。51キロの軽ハンデもあったが、後続を寄せ付けない逃走Vで2年5カ月ぶりの白星を挙げて重賞初制覇。「気持ちの難しいところがあるので、斎藤騎手がうまくエスコートして、すごいなと思っていました」と感心する。
後輩の好騎乗に刺激を受けないわけがない。菜七子自身、新潟は最多の通算41勝を挙げる得意コース。直線競馬も66戦して〈8・4・2・5・2〉と上々の戦績を残している。
ラブカンプーは18年の
アイビスSDでは2着に入っており、重賞連勝のチャンスは十分だ。菜七子も「斤量は重くなりますが、実績のあるレース。いい流れで次につなげたいですね」と意欲満々。勝てばサ
マースプリントシリーズの優勝に大きく近づく。快速牝馬&菜七子のコンビが、夏競馬をさらに盛り上げる。
提供:デイリースポーツ