今週から開催がスタートする札幌競馬場には、G1馬の弟やG1馬の子どもなど、注目度の高い2歳新馬が、デビューを目指して入厩している。
藤沢和厩舎の
キングストンボーイ(牡、父
ドゥラメンテ、
母ダイワパッション)は、18年
皐月賞を制した
エポカドーロの半弟。デビューは8月16日の札幌5R(芝1800メートル)で、鞍上はルメールを予定している。藤沢和師は「今日は芝で追ったけど、動きは良かったね。札幌は合うと思うよ。お兄さんはG1を勝っているし、楽しみ」と期待を寄せる。
久保田厩舎の
オーソクレース(牡、父
エピファネイア)は15年
エリザベス女王杯と16年
宝塚記念を勝った
マリアライトの初子。父も初年度産駒から牝馬2冠を達成した
デアリングタクトを輩出しているよに、魅力のある血統だ。池田助手は「まだ幼い面はあるものの、いいものを持っています」と好評価。こちらもルメールを鞍上に、8月9日の札幌5R(芝1800メートル)で初陣を迎える。
過去に多くの名馬を輩出した札幌デビュー組。2頭ともに高い素質を秘める注目の良血馬だけに、スターホースへの階段を上る可能性は十分ありそうだ。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ