昨年秋のタタソールズ・オクトーバー1歳セールにて、
セッション2番目の高値となる310万ギニー(当時のレートで約4億3900万円)で購買されたダハービ(牡2、父
フランケル)が、25日にニューマーケットの
ジュライコースで行われたメイドン(芝7F)でデビュー。首差の辛勝ながらも初陣を白星で飾った。
ダハービは、15年にG1英ダービー(芝12F6y)、G1
凱旋門賞(芝2400m)など4つのG1を制し欧州
年度代表馬に輝いた
ゴールデンホーンの半弟で、ゴドルフィンに購買されてC.アップルビー厩舎に入厩していた。
25日のメイドンでオッズ2.875倍の1番人気に推されたダハービは、前半は中団後ろ目を追走。3F標識を過ぎるあたりから鞍上のJ.ドイルが追い出しにかかると反応よく末脚を伸ばし、残り150mで先頭へ。一旦は1馬身ほど抜けた後、ゴール前で急伸したディノー(牡2、父
スタースパングルドバナー)の追撃を首差退けて優勝を飾った。
同馬は、8月22日に愛国のカラで行われるG2フューチュリティS(芝7F)の登録を済ませているが、現段階で出否は未定だ。
なお、昨年秋のタタソールズ・オクトーバー1歳市場にて、
セッション最高値となる360万ギニー(当時のレートで約5億980万円)で購買された、G1・3勝馬
バーニーロイの半弟となる
ノーブルダイナスティー(牡2、父ドゥバウィ)は、6月7日にニューマーケットのメイドン(芝6F)でデビューし、2着となっている。
(文:合田直弘)