1995年創設のマイル重賞で、今年で第27回を迎える。昨年まで10月中旬に開催されていたが、今年から7月下旬の施行に変更され、優勝馬には9月30日に
船橋競馬場で行われる
日本テレビ盃の優先出走権が付与される。今年は前走の
京成盃グランドマイラーズ優勝の
カジノフォンテンや、2走前の
川崎マイラーズ優勝の
グレンツェント、昨年の
東京ダービーを制した
ヒカリオーソ、昨年の覇者
ワークアンドラブなど13頭の好メンバーが顔を揃えた。
◎は
カジノフォンテン。4連勝で臨んだ
川崎マイラーズは1番人気に推されたが、古豪
グレンツェントや
リッカルドらの5着と後塵を拝した。だがその経験を生かして
京成盃グランドマイラーズでは、
サルサディオーネ、
グレンツェントをおさえて重賞初制覇。ここに来て成長著しく、ここでも勝ち負けになる。
○に
コパノジャッキー。兄の
コパノリッキーも息の長い活躍をしたが、この馬も5歳で本格化してきた印象だ。時計的にも十分通用するし、重賞でもいきなり好勝負になるだろう。
▲は
グレンツェント。
JRAから転入初戦の昨年のこのレースで2着、2走前の
川崎マイラーズで優勝など、マイルでは安定した成績を収めている。前走の
京成盃グランドマイラーズでは
カジノフォンテンの3着と敗れていたが、展開1つで逆転も可能とみた。
△は2頭。
ミューチャリーは1800m、2000mで良績を残しているイメージがあるが、2歳時に船橋の1600mと川崎の1500mの重賞・
鎌倉記念を制しており、マイルが短いということはないはず。もう1頭は昨年のこのレースの覇者・
ワークアンドラブ。様々な距離を経験している中で、大井のマイルは2戦2勝。今回も期待できそうだ。
豪華メンバーによるハイレベルな戦いに注目が集まる
マイルグランプリ。7月29日(水)、20時10分発走。
(文:佐々木祥恵)