2005年の
マイルCS(GI)と
香港マイル(香G1)を制した
ハットトリック(牡19)が現地時間3日、種牡馬としてけい養されていたブラジルの
アラスス
プリングフィールドで死亡したことがわかった。
ハットトリックは
父サンデーサイレンス、
母トリッキーコード、
その父Lost Codeという血統。
現役時代は美浦の清水美波厩舎、次いで栗東の角居勝彦厩舎に所属。2004年10月から2005年1月にかけ
武豊騎手とのコンビで、
ナリタブライアンM(1000万下)、
清水S(1600万下)、
京都金杯(GIII)、
東京新聞杯(GIII)と4連勝。
その後4戦を挟んで、O.ペリエ騎手とのコンビで秋の
マイルCSを制すると、続く
香港マイルも連勝。日本と香港でマイルGI制覇を果たし、2005年
JRA賞最優秀短距離馬を受賞した。
通算成績は21戦8勝。獲得賞金は2億3159万円(国内のみ)。2007年の
マイラーズC(GII・6着)がラストランとなった。
現役引退後はアメリカのウォルマック
ファームで種牡馬入り。2017年からブラジルの
アラスス
プリングフィールドでけい養されていた。
産駒には、2011年モルニ賞(仏G1)・ジャンリュックラガル
デール賞(仏G1)覇者
Dabirsim、2012年ジャマイカH(米G1)覇者
King David、2016年亜グランクリテリウム(亜G1)・亜2000ギニー(亜G1)覇者Hat Puntano、2015年ダルドロチャ大賞(亜G1)覇者
Giant Killingなど、多数の活躍馬がいる。