レース名の
クラスターは星団の意味で、中央・地方全国指定交流競走として1996年に創設された。第25回を迎える今年は、今年のサウジアラビアカップ2着など海外でも実績のある
マテラスカイや、昨年のこのレース2着の
ヒロシゲゴールドら
JRAから5頭、地方から8頭の計13頭が出走して争われる。
◎は
マテラスカイ。前走の北海道スプリトCは逃げ切りかと思われたところに、
メイショウアイアンの強襲にあい、先行粘り込みを図った
スズカコーズラインと2着を分け合った。今回は前走の門別より盛岡の方がこの馬のスピードが生かせそうな馬場で、前回よりも楽に走れるはず。今度こそ逃げ切り勝ちを期待したい。
○に
ヒロシゲゴールド。前めで競馬をしたいこの馬にとって、最内枠を引いたのは大きい。逃げられればそれに越したことはないが、
マテラスカイを行かせてそれを見ながらスムーズな競馬ができれば好勝負になるだろう。昨年も2着になっているように、このコースとの相性も良い。
▲は
トップウイナー。2勝クラス、3勝クラス、オープンと3連勝で臨んだ前走のプロキオンS。重賞初挑戦だったが5着と、重賞でも十分戦えることを証明した。楽に先行できるスピードもあり、地方の競馬場も合っていそうで、上位争いに食い込む可能性は十分だ。
△は3頭。
ブルドッグボスは実績は文句なしなので、あとは59キロを克服できれば。
ショームは門別よりも盛岡の方が合うタイプ。そして2走前に
マテラスカイを負かした
メイショウアイアン。
マテラスカイのスピードの違いを見せつけて逃げ切るのか。それとも
ヒロシゲゴールドが昨年2着のリベンジを果たすのか。あるいは伏兵の台頭があるのか。注目の
クラスターカップは、8月10日(月・祝)、16時45分発走。
(文:佐々木祥恵)