浦和競馬は12日、観客の入場を再開した。コ
ロナ禍で無観客開催を実施中の南関東競馬では初めて。事前申込制で人数を最大331人に限定していたが、この日の入場者数は238人だった。
繁田健一埼玉競馬騎手会会長は「お客さんがいる前で乗るのは気持ちが違う。これをきっかけに、お客さんが入っても大丈夫となれば」と期待を膨らませた。
この日は、浦和競馬の管理者として大野元裕埼玉県知事も来場した。「ファンを入れてこその競馬ですし、まだこれからです。しっかりと対策して行きたい」と、新型コ
ロナウイルスの感染防止対策を視察した。
場内では馬券の発売、売店の営業も再開された。埼玉県内から来場した50代の夫婦は「馬券よりも、この雰囲気。テレビじゃ寂しいよ。来たのは2月以来だね」と喜んだ。しかし、ゲリラ豪雨による馬場の悪化で、7R以降のレースが中止となり、ファンが競馬場で一日を満喫することはかなわなかった。
提供:デイリースポーツ