小倉11Rの第56回
小倉記念(3歳以上GIII・芝2000m)は10番人気
アールスター(
長岡禎仁騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒5(良)。1馬身差の2着に6番人気
サトノガーネット、さらに1馬身1/4差の3着に13番人気
アウトライアーズが入った。
アールスターは栗東・
杉山晴紀厩舎の5歳牡馬で、父
ロードカナロア、
母ウェーブクイーン(母の
父サッカーボーイ)。通算成績は18戦4勝。
レース後のコメント
1着
アールスター(
長岡禎仁騎手)
「今回大きい舞台に乗せてくれたオーナー、調教師、厩舎スタッフに感謝の気持ちを述べたいと思います。そんな中、結果を残せてホッとしています。良い位置取りで運んで、道中も良い手応えで回ってきてくれたので、あとは私が進路を探すだけでした。それに馬も応えて反応してくれました。
美浦から栗東に移って、こんなチャンスをもらえると思ってはいませんでしたし、そんな中、関係者の方々に恩返しをできて、ホッとしています。この馬にレースでは初めて乗りましたが、調教ではずっと乗せていただいて、この馬の成長も感じていました。コミュニケーションもしっかりとって、自信を持って臨みました。今はこういう状況ですが、我々は皆さんの楽しみに、少しでもなれればと頑張っています。また観戦できるようになった日は、応援よろしくお願いします」
(
杉山晴紀調教師)
「ゴールの瞬間はやったという気持ちでした。中間は(長岡騎手と)二人三脚でやってきました。馬が前向きになるように、常歩から馬と向き合ってもらいました。今日は長岡君の勝利と言っても良いと思います。先週から人に従順になってきていました。
(長岡騎手が)内の際どいところへがむしゃらに入っていきました。強い気持ちでレースに乗ってくれるのは、嬉しいですし、また乗せようと思いますね。関西に来てから、うちの厩舎を手伝ってもらって、良い信頼関係が作れています。(馬の今後は)まだ考えていません」
2着
サトノガーネット(
松山弘平騎手)
「流れが速くなれば、差しも決まると思って、あの位置から進めました。良い脚を使ってくれたんですが、勝ち馬は最内が開いていましたからね。強い競馬はしてくれたのですが...」
3着
アウトライアーズ(
丸田恭介騎手)
「前走と違って今日の馬場はとても走りやすかったです。後ろから行くのはいつものことですし、スムーズに進出できました。最後まで一所懸命走っています」
4着
アメリカズカップ(
和田竜二騎手)
「直線は勝ち馬のところに行きたかったのですが...。勝負どころではついていけました。時計の速い馬場でこれだけやれたんですからね」
5着
ノーブルマーズ(
高倉稜騎手)
「理想的な競馬ができました。良い枠でした。前半は馬のリズム重視で乗れました。最近ではのびのび走れていましたが、その分最後は一杯になりました。あとひと押しが欲しいです」
6着
ランブリングアレー(
武豊騎手)
「3コーナーまでは良い感じでしたが、3コーナーでまくってきた馬がいたのが痛かったです。4コーナーで先頭に立ちたくなかったし、もう少し待ちたかったです」
9着
レイホーロマンス(
秋山真一郎騎手)
「勝ち馬の後ろでレースができましたが、勝負どころで離されました。手応えもハマるところがありませんでした」
10着
サラス(
松若風馬騎手)
「最近の中では良い反応をしてくれました。少し以前の良い頃に戻りつつあるようです」
12着
タニノフランケル(
幸英明騎手)
「3コーナー過ぎまでは楽でしたが、勝負どころでハミを取らなくなりました。そのあたり、前向きになってくれれば良いのですが」
ラジオNIKKEI