「レース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
8月12〜14日、17日の4日間で、人数を制限しての入場再開をした
浦和競馬場。大井と川崎も9月再開に向けてプレオープンを実施、計画している中、南関東4場の先陣を切ったのが
浦和競馬場だ。
今開催で入場できたのは事前申し込みの上抽選を行い、特別観覧席636席の約半数となる最大331人。初日の12日は238人が競馬場で、久々の競馬を楽しんだ。
埼玉県内から来場した50代の夫婦は「馬券よりもこの雰囲気。テレビじゃ寂しいよ」と再開を喜んだ。残念ながら12日は7R以降、13日は10R以降がゲリラ雷雨のため中止となった。
再開に向けて
浦和競馬場は5ページにわたる感染防止マニュアルを作成。こまめに場内放送で注意喚起を促し、管理者の大野元裕埼玉県知事も視察に訪れるなど、現段階ででき得る対策を全て講じた。
大野知事は「問題があればやめる勇気も必要。知事が管理者の競馬場で感染者を出してはいけない。ファンを入れてこその競馬ですし、まだこれからです」と語った。
競馬場で馬券を手に観戦する楽しみは十分理解できるが、以前のように多くのファンが来場した場合、自動発売機、払戻機もソーシャルディスタンスを保つのは難しいのではないだろうか。
あくまで私的な案ではあるが、競馬場で観戦をしても馬券はネットで購入をするなど、新型コ
ロナが終息するまで一人一人が密にならないように気をつける事が大切だと考える。
埼玉県騎手会の
繁田健一会長は再開にあたり「お客さんがいる前で乗るのは気持ちが違う。これをきっかけにお客さんが入っても大丈夫となれば」と話した。
1日でも早く以前のように歓声の響き渡る競馬場が戻ってくる事を願っている。(南関東競馬担当・持木克友)
提供:デイリースポーツ