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小倉2歳S・G3」(6日、小倉)
リフレッシュ効果は十分だ。朝一番の栗東坂路で追い切られた
モントライゼは2日、馬場の真ん中を力強く駆け上がり、単走で4F53秒1-38秒9-12秒2をマーク。きれいな後傾ラップを刻み、馬なりの手応えでシャープな伸び脚を披露した。
重心が低く、前肢で地面をかき込むようなフォームが特徴的。前走後の短期放牧が奏功し、動きは活気に満ちている。松永幹師は「2週続けていい動き。輸送を考慮して、様子を見ながら追ってもらいましたが、やはり反応はいいですね。きょうのひと追いで仕上がったと思います」と期待通りの動きを見届け、力強くうなずいた。
初戦こそ
ヨカヨカの2着に敗れたが、2戦目で本領を発揮。持ったままの手応えで後続を1秒7突き放し、素材の良さを再認識させた。追い切りの動きは、前走をさらに上回るもの。上積みを加味すれば、重賞でも好勝負が期待できそうだ。
デビューからの2戦はともに稍重馬場。「どちらかと言えば
パワー型。高速馬場よりは、渋った方がいい」と下り坂の天気を歓迎する。むしろ、鍵は当日の落ち着きだ。「カッとなってスイッチが入る時がある。輸送をうまくクリアして、レースに臨めれば」。力勝負を制して、南国2歳王者の座に就く。
提供:デイリースポーツ