明日6日、小倉競馬場では小倉2歳Sが行われる。夏の小倉フィナーレを飾る一戦に10頭が揃った。
今年、西日本の2歳戦を席巻しているのは熊本県産の
ヨカヨカ。
ひまわり賞では2歳牝馬として初めて57kgを背負って勝つなど(86年以降)、走るたびに注目を集めている。ここでは同馬と戦い力をつけてきた
モントライゼと
セレッソフレイムが中心になりそうだ。
モントライゼは阪神の新馬戦で
ヨカヨカと対戦。4コーナーで外に振られながらも直線で先頭に並びかけると、外から迫った
ヨカヨカと一騎打ち。競り合いはアタマ差敗れたが、2戦目で逃げて大差勝ちと、大きなインパクトを与えた。初勝利を挙げた2戦目は連続開催で荒れた阪神で、力のいる馬場もこなせそう。
セレッソフレイムは阪神で新馬勝ちしたのち、
フェニックス賞に出走。5、6番手に控えて折り合い、直線は少しずつ進路を外に切り替えながら2着だった。
ヨカヨカには1馬身半届かなかったが、ゴール前で3着馬との競り合いは制しており、ここでも期待される。
メイケイエールは新馬勝ち。道中は力む面も見られたが、直線入り口で前が広く開いたところに誘導されると、スパーンと伸びて5馬身差で勝った。
新馬勝ちして連闘で挑む
アールラプチャーは好スタートから2番手に控え、直線でステッキが入り、後続も接近するとしっかり伸びた。初の実戦を経験したことでさらなる上積みもあるだろう。
秋に向けて充実していく2歳戦を前に、ここでタイトルを手にするのはどの馬か。小倉2歳Sは明日6日小倉11R、15時35分発走予定。
(文:大恵陽子)