創設は1994年。当初はダート1800mで行われていたが、競馬場の改修等により幾度かの距離の変遷を経て、2004年からダート1200mで施行されている。なお1着馬には
東京盃と
オーバルスプリントの優先出走権が付与されている。第27回を迎えた今年は大井1200m得意の
サブノジュニア、1200mでは負けなしの3歳馬
カプリフレイバーら14頭で争われる。
◎は
サブノジュニア。3走前の交流重賞の
東京スプリントでは、速いタイムで2着。その後、神田川オープン、
ジュライ賞を連勝と、大井の1200mでは本当に安定した成績を残している。これまで重賞を勝っていないのが不思議なほどで、ここは得意の条件で重賞初制覇を狙う。
○に3歳馬
カプリフレイバー。デビュー以来、崩れたのはマイルの
アジュディミツオー記念5着のみ。1200m以下では負け知らずで、いまだ底を見せていない。以前も間隔のあいた
若潮スプリントで勝っているように、休み明けも問題ない。あとは古馬相手に先手を取ってスムーズな競馬ができるかどうか。3歳馬同士のレースではスピードの違いでハナに行っていたが、今回は古馬相手にスムーズに先手を取れるかが鍵となりそう。自分のレースができれば、古馬撃破があっても不思議ではない。
▲は3歳牝馬の
ブロンディーヴァ。2走前から1200mを使い出して、2着、1着と路線変更が吉と出た。ここは51キロと斤量的にも恵まれており、古馬相手でも面白い。
△は2頭。
キャンドルグラスは6歳になって充実してきた印象で、58キロを克服できれば上位争いも。もう1頭は
クルセイズスピリツ。前走の流星賞では1000mでレコード勝ちしているようにスピードは上位。1200mでも勝っているし、距離延長は心配ない。
大井1200mの安定勢力
サブノジュニアと、
カプリフレイバー、
ブロンディーヴァの3歳馬2頭がどのような走りを見せるかなど、見どころ満載の
アフター5スター賞は、9月8日(火)、20時10分発走。
(文:佐々木祥恵)