レース史上初めて無観客での開催となった5日(土曜日)の第146回
ケンタッキーダービー(d10F、
チャーチルダウンズ競馬場)は、馬券の総売り上げが前年比52%ダウンの7940万ドルにとどまったことが明らかになった。主催した
チャーチルダウンズ競馬場が明らかにしたものだ。
この日に行なわれた全14競走の総売り上げも、前年比49.8%ダウンの1億2600万ドルにとどまっている。
無観客だったため場内売り上げが激減したこと、出馬登録の段階でフルゲートに満たない18頭立てだったのが、3頭が出走を取り消して1998年以降では最少頭数の15頭立てとなったこと、絶対的本命と目される馬がいて馬券的妙味を欠いたことなどが、売り上げ減少の背景にある要因と見られている。
チャーチルダウンズのビル・カースタンジェンCEOは、「第146回
ケンタッキーダービーを盛り上げて下さったファンや地域社会の人たちに心から感謝したい。2021年の5月第1土曜日は、たくさんのお客様をお迎え出来ることを心待ちにしている」とコメントしている。
(文:合田直弘)