東京オリンピック開催を記念して1964年に創設された重賞で、以来2400mの距離で施行されている。第57回を迎える今年は、
トライアルの覇者
ホーリーブレイズ、昨年優勝の
ストライクイーグルら15頭で争われる。
◎は
ホーリーブレイズ。
JRAではオープンクラスで走っていた馬で、前走の
東京記念トライアルでは大差で転入初戦を勝利で飾った。その時の走破タイムが昨年の
東京記念よりも速く、ここでも普通に走れば勝ち負けになる。
○に
ストライクイーグル。昨年の勝ち馬。今年は
ブリリアントカップ、
大井記念と重賞を連勝しているように、南関のオープンでは間違いなく上位。
帝王賞以来となるが、休み明けも問題ないだろうし、好勝負必至。
ホーリーブレイズとどちらに軍配が上がるのかも注目だ。
▲に
リンゾウチャネル。
スパーキングサマーカップに出走予定も1週延びたこともあり、距離延長のここに矛先を向けてきた。自分のレースができれば、2400mも問題なさそうで、この馬らしい競馬ができれば上位進出も。
△は3頭。
サウンドトゥルーは脚質的に展開に左右されやすいが、それでも毎回堅実な走りを見せている。10歳になっても衰え知らずで、前が引っ張る流れになればこの馬の末脚が炸裂する。あとはスタミナ自慢の
トーセンブルと
JRAから転入3戦目の
チェスナットコートにも注意。
転入初戦の前走が圧勝だった
ホーリーブレイズを巡って、各馬どのような走りを見せるのか。スタミナ比べの大井競馬伝統の一戦・
東京記念は9月9日(水)、20時10分発走。
(文:佐々木祥恵)