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【セントウルS展望】中京開催のスプリンターズS前哨戦、好走の条件とは

  • 2020年09月08日(火) 06時00分
 芝1200m戦としては唯一のGIIで、今年は中京で行われる。サマースプリントシリーズの最終戦でありながら、スプリンターズSの前哨戦としての意味合いも大きく、毎年一線級の始動戦に選ばれている。それもあって1番人気はここ8年連続で連対しており、波乱の余地はあまり大きくない。

1.若い馬有利

 過去10年の成績を年齢別に見てみると、3歳馬は[3-2-1-14]で複勝率30.0%と上々。昨年7番人気で2着のファンタジスト、15年10番人気1着のアクティブミノル、12年6番人気1着のエピセアロームなど妙味ある馬の好走もしばしばで、複勝回収率は121%に上る。他の年齢は、4.5歳馬も複勝率は26.0%を超えており上々の成績だが、6歳以上は[0-2-6-57]で複勝率12.3%。

2.逃げ・先行馬有利か

 過去10年で逃げ切りが3回。また、4角5番手以内だった馬の勝利は8回に上る。今年は中京開催のため未知数な面はあるが、開幕週であることは変わりないため、例年と同様に差し・追い込みより逃げ・先行を中心視するのがベターだろう。

3.馬格はあった方がいい

 コース改修後(2012年3月以降)の古馬混合中京芝1200m戦の成績を馬体重別で見てみると、400〜419kgは複勝率が4.8%、420〜439kgは13.7%、440〜459kgは15.8%、460〜479kgは18.3%、480〜499kgは20.2%、500〜519kgは22.5%、520〜539kgは13.9%、540kg以上だと30.8%。一部落ち込みはあるものの、全体的には馬体重が重くなるにつれて成績も良くなっていると見ることができる。


 3歳馬ビアンフェに期待したい。中京コースだったファルコンSでは崩れたが、重馬場の1400mだったことを考えれば、これだけで中京コースがこなせないと決めつけるのは早計。4戦3勝と底を見せていない得意の1200mで前が有利になるであろう開幕週なら、古馬相手でも楽しみは持てる。

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