昨年2着の
フェアリーポルカは今年に入って重賞を2連勝し、3着だった
カレンブーケドールは続く
秋華賞と
ジャパンCで2着の活躍。他にも、
ノームコア、
ディアドラ、
ヴィブロスなど、近年は多くの活躍馬が送り出されている。以前の
紫苑Sは
秋華賞との繋がりも薄く目立たないレースであったが、重賞に格上げされた16年以降でそのイメージは完全に払拭された。
1.前走
オークス組は妙味が薄い
新潟開催だった14年を除く過去9年で、前走
オークス組は[1-2-4-19]。複勝率こそ26.9%あるが、単勝回収率は11%、複勝回収率は53%と妙味はあまりない。近5年中3年で複数頭馬券に絡んでいるため軽視はできないが、東京2400mと中山2000mは求められる適性が違うのでアテにし過ぎるのもどうか。
2.前走も好走していた馬が中心
重賞となってからの4回で、勝った4頭はいずれも前走3着以内だった。また、前走で掲示板を外していた馬が連対したのは1回しかない。前走でも好走してきた馬が中心となるレース。
3.持続力の問われるタフなレース
紫苑Sは本番の
秋華賞と同様に持続力の問われるタフな展開になりやすい。過去9年で馬券になった27頭中、22頭は過去に1800m以上の内・小回りコースで連対した経験があった。これまで広いコースや短い距離しか好走のない馬が対応するのは中々難しいレースだということだろう。
ミスニューヨークはこれまで内・小回りの芝1800mで3勝。重賞はこれが初挑戦となるが、古馬相手の2勝クラスを快勝していることから同世代同士ならいきなり通用して良いだろう。また、父キングズベスト×母
父マンハッタンカフェという血統背景からして距離延長は問題なくこなせると見る。
⇒紫苑Sの想定騎手⇒紫苑Sの予想オッズ⇒セントウルSの展望