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京成杯AH・G3」(13日、中山)
秋競馬の始まりを告げる中山の名物ハンデ重賞。過去10年の勝ち馬を見ると、前走連対馬が8頭と幅を利かせる一方で、11着からの巻き返しが2例ある。20年の登録馬で、その“前走11着馬”に該当するのは
ジャンダルムだけだ。
4カ月ぶりとなった前走の
関屋記念。自身の先行
スタイルが取れず、後方をついて回っただけ。それでも、「もともと叩き良化型ですからね。あんなものかなと思いますよ。型通りに良くなっています」と池江師。真価発揮は続戦のここからと、至極前向きだ。
19年の3着馬。年始には同コースでオープン特別も勝利している。「他にも2歳時にG1・2着があるからね。割と合うコースなんですよ」と指揮官は、〈1・1・2・3〉と相性のいい中山コースに自信をのぞかせる。
仕上がりも上々だ。3日の1週前追いでは、栗東坂路で
アブレイズ(3歳オープン)と併せ馬。遅れはしたが、鞍上の仕掛けにしっかりと反応し、最後まで脚勢は衰えなかった。「いい感じで来ている。上積みはあるね」とトレーナー。一変激走のお膳立ては整っている。
提供:デイリースポーツ