「
セントウルS・G2」(13日、中京)
この夏、ス
プリント戦に活路を見いだした
クライムメジャーが重賞初制覇を狙う。
19年6月に池江厩舎から渡辺厩舎に転厩。それから6戦連続でマイル戦を使われてきたが、2走前からス
プリント戦にかじを切ると、この采配が的中した。6・4着と馬券絡みこそないものの、レースぶりが一変。勝ち馬とも差のない競馬を演じている。
前走の
北九州記念では、メンバー最速の上がりをマークして猛烈に追い上げ、負けて強しを印象づけた。「転厩してきた頃から、馬はめちゃくちゃ良かったんです。距離を短くしたことで、集中して走れているのがいいのかな」と渡辺師は好走の要因を分析する。
サ
マースプリントシリーズで現在トップの
レッドアンシェル(14点)は今回不出走。現在3点の
クライムメジャーはここを勝てば15点となり、
ラブカンプー(12点)の結果次第ではあるが逆転Vの目も残されている。「中京は相性がいいし、脚質的にも有利ですからね。欲をかかずに行けたらいいかなと思っています」と指揮官。無欲の一撃で、Wタイトル奪取といく。
提供:デイリースポーツ