8日、
大井競馬場で行われた第27回
アフター5スター賞(3歳上・重賞・ダ1200m・1着賞金1300万円)は、中団後方でレースを進めた
矢野貴之騎手騎乗の1番人気
サブノジュニア(牡6、大井・
堀千亜樹厩舎)が、直線で内から抜け出し、2着の2番人気
キャンドルグラス(牡6、船橋・
川島正一厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分11秒7(重)。
【
矢野貴之騎手】
「もう何度もコンビを組ませていただいているんですが、重賞はあと一歩というところでした。ここで一つ、この馬で大きいところを勝ててホッとしてますし、嬉しく思っています。
パドックなどでは、相変わらず、やる気があるんだか無いんだかわからないような感じでしたけど、これもこの馬の特徴なので、安心して乗っていました。
力があるのはわかっていたんですけど、自分が思った以上に後ろになってしまって焦ったところもあって、窮屈な競馬をさせてしまったので、そこは反省しないといけないなと思ってます。
勢いがついてしまえば、南関東でもナンバーワンというくらいの差し脚です。いい脚でした。
これから
JRA勢とも互角に競馬ができる馬だと思っています。これからまた、頑張りたいです。
先々週、先週と、南関もコ
ロナの影響を受けて不安な日々でしたが、また競馬ができることを改めて嬉しく思っています。これも、競馬ファンの皆様のお陰ですので、応援よろしくお願いします」
【
堀千亜樹調教師】
「この馬に関しては、若いときに気性面で気むずかしい面があったり、骨折を2回して戦線離脱していたので、今、充実してくれてありがたく思っています。
このローテーションは最初からオーナーさんに相談させていただいていて、このあと大事な交流レースがあるので(ここを使うのは)予定通りでした。体重面は増えたかなと思いますが、調教の内容がすごく良かったので、(休み明けは)あえて意識しないで調整しました。
馬ごみは得意な方なので、どこから差してくるかなと思っていました。早く先頭に立つとフワッとしてやめてしまうところがあるので、そこだけ気にして見ていました。
これからもまだまだ馬も充実してくれると思います。大事な交流レースがあるので、そこでいい競馬を見せられるようにしたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)