「ローズS・G2」(20日、中京)
復帰初戦の自己条件で勝利を収め、勢いに乗る
フアナが16日、本番の権利獲りへ、栗東坂路で好調をアピールした。
ダブルフラット(5歳2勝クラス)を1馬身後方から追走し、力強い脚取りで併入。4F53秒7-38秒4-12秒4をマークした。
角居師は「先週、
ルメール騎手にまたがってもらって、CWで時計を出してもらいました。そこから
テンションを上げ過ぎないように調整してきましたが、坂路もしっかりと動いてくれましたね。いい状態だと思います」と手応えをつかんでいた。
年明け1月のデビューから、キャリア3戦で挑んだフ
ローラSは3着。あと一歩のところで
オークス出走権を逃した。「体重を気にして攻め切ることができませんでした。素質だけで走ったような感じですね」と振り返る。春は体重がなかなか増えなかったが、3カ月半ぶりだった前走ではプラス28キロの444キロ。以前のひ弱さはなく、たくましい姿へと成長した。
秘めた能力は世代屈指だ。「この馬の実力に近いところを見せられる状態になりました。何とかG1に出走させたい」と指揮官も大舞台への強い意欲を示した。実りの秋にするべく、中京での
トライアルに挑む。
提供:デイリースポーツ