16日、
川崎競馬場で行われた第49回
戸塚記念(3歳・重賞・ダ2100m・1着賞金3000万円)は、中団でレースを進めた
笹川翼騎手騎乗の3番人気
ティーズダンク(牡3、浦和・
水野貴史厩舎)が、直線で逃げ粘る4番人気
ファルコンウィング(牡3、浦和・
小久保智厩舎)を捕らえ、これに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分16秒9(稍重)。
【
笹川翼騎手】
「クラシックでは2戦悔しい思いをしてきましたので、今日は何とか取りたいと挑んだレースでした。何より馬にタイトルをプレゼントできてとても嬉しいです。
(休養後)跨がった感じでは、背が伸びて力がついてるなという感触があったので、あとはレース勘がどうかなというのを心配していました。2100mを上手に走ってくれて、とても偉い馬だなと思います。
前のペースが少し速いなと感じたので、とにかくこの馬のリズムで大事にいってあげようと意識して、最後はできれば外に出したいというのだけ頭にあったので、その通りにいって良かったなと思います。
末脚勝負では自身があったので、上手く射程圏に入っていれば交わしてくれると思っていました。なかなか前との距離が詰まらなくて少し焦ったんですが、最後はキッチリ捉えてくれて、馬の底力がカバーしてくれた形です。
今まだ無観客ですけど、もう少しでお客様に入って頂ける時期になってくれると思いますので、その時にはまた沢山応援して下さい」
【
水野貴史調教師】
「クラシックでなかなか勝てなかったので、ここで一つタイトルを取らせて、ホッとしています。
枠が外だったので、無理に出していってもしょうがないので、あとは馬のリズムでということで、後はお任せでと言いました。
最後はしっかり伸びてくれる馬なので、交わしてくれるんじゃないかなと思いました。
今後は、まずは馬の上がりを見て、大丈夫ならダービー
グランプリ(10月4日・盛岡)を目指したいと思います。
またしっかり仕上げて、タイトルを取れるよう頑張りたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)