20日に中京競馬場で行われる
ローズS(3歳・牝・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京芝2000mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ディープインパクト産駒は「8-3-9-39」。芝の中距離戦線では不動の1位を記録している
ディープインパクトだが、他コースと比較すると幾らか成績が落ちる舞台ではある。19年
中日新聞杯では
サトノガーネットが牡馬を相手に勝利しており、その人気も8人気と下馬評は決して高いものではなかった。同産駒からは
オーマイダーリン、
デゼル、
リアアメリア、
リリーピュアハートの4頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「6-5-5-27」。勝率・連対率・複勝率のすべてにおいて
ディープインパクトを上回っており、牝馬に限定した場合も連対率・複勝率は同様の傾向がうかがえる。牝馬の代表例は19年
金鯱賞・2着の
リスグラシューだが、当時は5人気の評価に留まりながらの好走でもあった。同産駒からは
ウーマンズハート、
クラヴァシュドール、
ラインオブダンスの3頭が出走予定。
キズナ産駒は「1-2-0-9」。好走例は新馬・未勝利によるもので、今回は種牡馬としての真価を問われる一戦となる。なお、唯一の勝利例が牝馬(
ジャルジェ)であることは強調しやすいかもしれない。同産駒からは
アカイイト、
アブレイズ、
シャムロックヒル、
フィオリキアリの4頭が出走予定。
エピファネイア産駒は「4-0-0-6」。勝つか負けるかハッキリした戦歴ではあるものの、先週も
ワールドリバイバル、
リノキアナの2頭が勝利している勢いがある。特別登録の段階で抽選対象も出走が叶った
ムジカは侮れない存在となるかもしれない。