日本で初めて3冠馬となったセン
トライトを称え、3歳馬限定の重賞レースとして1947年に創設された。3着馬までに
菊花賞への優先出走権が付与される。第74回を迎える今年は、
皐月賞3着とクラシック戦線でも活躍した
ガロアクリークをはじめ、12頭で争われる。
◎は
ガロアクリーク。春シーズンは1勝馬ながらス
プリングSを制して
皐月賞3着と健闘。
日本ダービーでも6着とさほど差のない競馬をした。中山は重賞勝ち、GI3着の相性の良い舞台で、実績からもここは中心と見た。
○に
バビット。未勝利勝ちまで3戦を要したが、その後は
ラジオNIKKEI賞まで3連勝と勢いに乗った。前走も逃げて2着馬に5馬身差をつけており、同型の見当たらない今回も前回に引き続き逃げ切りもありそうだ。
▲に
ヴァルコス。前走のダービーは14着敗退も、
青葉賞では2着と能力の高さは示している。3走前には阪神2400mの
ゆきやなぎ賞でも勝っており、初めての中山コースも問題ないだろう。ここは巻き返しに期待したい。
△は3頭。まず
サトノフラッグは春シーズンは3連勝で弥生賞を勝った素質馬。立て直した秋に注目だ。2頭目の
フィリオアレグロは、新馬勝ち後に
共同通信杯、
青葉賞ともに3着。
サトノクラウンの弟と血統的にもさらに伸びしろがありそう。3頭目が2勝が2400mと2600mと長丁場得意の
リスペクト。
ガロアクリークらクラシック戦線を賑わせた馬たちに対して、上がり馬
バビットがどのような戦いを挑むのか。
セントライト記念は、9月21日(月)、15時45分発走。
(文:佐々木祥恵)