「
神戸新聞杯・G2」(27日、中京)
偉大な
父ディープインパクト以来、15年ぶりの無敗三冠馬を目指す
コントレイルが、満を持して秋の始動戦を迎える。
ここまでの5戦全てでインパクトを与えてきた。19年9月の阪神でのデビュー戦は、ノーステッキのまま上がり3F33秒5で差し切ると、2戦目に選択した東スポ杯2歳Sで圧巻のレコードをマーク。続く
ホープフルSでもラ
イバルを寄せつけなかった。
4カ月の休み明けで挑んだ
皐月賞では4角で大外を回すロスがありながらも、内めの経済コースを回った
サリオスとのたたき合いを制して1冠目を獲得。ダービーは好位で折り合うと、ラストは持ち味の鋭い切れ味で突き抜けた。
その後は鳥取県の大山ヒルズで夏休み。激闘の疲れを癒やしながら、さらなる馬体の強化に努めた。その効果は帰厩後の調教ではっきりと表れた。16日の栗東CWでの1週前追い切りでは福永を背に栗東CWで6F81秒2-12秒4(仕掛け)。
タケルラスティ(3歳1勝クラス)に0秒5先着、
ステイフーリッシュ(5歳オープン)に0秒6先着した。ひと追いごとに素軽さがアップ。追われてからの反応もシャープで九分以上の仕上がりだ。福永は「トモが春とは全然違う。
バランスが崩れることなく来ている。いい夏を過ごせた証拠」と絶賛し、「馬が完成に近づいてきた」と充実感を漂わせた。
金羅助手も「1週前に負荷をかけて馬がいい意味でピリッとしてきた。これでスイッチが入る」と、戦闘態勢は整いつつある。先に見据える偉業達成へ-。まずは前哨戦で弾みをつける。
提供:デイリースポーツ