22日、
浦和競馬場(曇 良)で行われた第31回
オーバルスプリント(JpnIII 1400m)は、
JRAの3番人気
サクセスエナジーが好位追走から4コーナー手前で先頭に立ち、2着に2馬身差をつけて押し切った。勝ちタイム1分26秒7、勝利騎手は
松山弘平。
2着争いは写真判定となり、勝ち馬と一緒に進出した4番人気
ベストマッチョ(川崎)が2着、このレース3連覇が懸かっていた1番人気
ノブワイルド(浦和)が3着。2番人気サヴィが4着だった。
サクセスエナジーは父
キンシャサノキセキ、
母サクセスアイニー(母の
父ジャングルポケット)。通算成績29戦11勝、重賞は去年3月の
黒船賞(高知)以来の4勝目となった。
<レース後の関係者のコメント>
1着
サクセスエナジー(
松山弘平騎手)
「今日は58キロでしたが、重い斤量でも勝っている馬ですししっかりこなしてくれると思っていました。スタートもしっかり出てくれて、砂を被らずいい形で進められました。揉まれない競馬をしたいと思っていて、思っていた競馬ができました。
(3コーナーでは)少し早いかと思いましたが手応えが良かったですし、これならいけると思って動きました。しっかり押し切ってくれて強い内容だったと思います。今日は強い競馬で勝ってくれて、今後がとても楽しみになりました」
(
北出成人調教師)
「本当は
東京盃から始動しようと思っていましたが、叩いて良化するタイプですし、ここへも登録しました。それが
東京盃は補欠になってしまって...。もしここに使えなかったら、この秋に使うレースがなくなってしまう所でした。
揉まれない外枠も良かったですね。砂を被らない枠でしたし、内めに行きたいような馬がいたので、そのあたりがやり合ってくれたらと思っていましたが、意外と
JRAの馬がモタモタしていましたね。今日は今までで一番安心して見ていられました。
1頭になるとソラを使う面があるので、なるべく仕掛けを遅らせるような競馬をしていましたが、この春くらいから強気の競馬で結果が出ていますし、一皮むけてきたのでしょう。
東京盃には使えないので、このまま次は
JBCスプリントに行きます」
2着
ベストマッチョ(
森泰斗騎手)
「ハナに行くつもりはなかったです。少し物見をするので、行かずに少し下げるようにして運びました。勝ち馬に手応え良く来られても、よく頑張ってくれています。今は凄く状態が良いですし、今の状態なら1200mでもいいかもしれません。交流重賞でも戦える力は示してくれました」
3着
ノブワイルド(
左海誠二騎手)
「何かいつもと行きっぷりが違っていて、押して押してという形でした。3連覇を狙っていただけに残念です。それでも一度下がって、これはズルズルと後退してしまうかなというところから、もう一回伸びてくれました。やはり力はあります」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI