2歳馬による重賞として、2001年に創設された。またホッカイドウ競馬の秋のシーズンで、1200mの牡牝混合はこのレースのみ。2歳の短距離チャンピオンを決める競走とも言えそうだ。第20回を迎える今年は、
栄冠賞で3着のリーチなど11頭が戦いを繰り広げる。
◎はリーチ。前走は
JRAのオープン特別
すずらん賞で、初芝ながら勝ち馬から0秒5差の7着と健闘し、3走前の
栄冠賞では優勝馬から0秒2差の3着。ここのところスタートで出遅れているが、まともならもう少し違った結果にもなったかもしれない。重賞勝ち馬不在のメンバー構成で、実績はここでは上位。スタートがポイントだが、能力的にはここで重賞初制覇のチャンス十分だ。
○に
ハートプレイス。2走前が交流重賞の
ブリーダーズゴールドジュニア6着、前走が
JRAの芝のオープン特別
クローバー賞(14着)と、強いメンバーに揉まれたことは良い経験になったはずだ。3走前の
栄冠賞では勝ち馬から0秒6差の5着と、このメンバーなら上位争いできるだろう。
▲は
モズアンビリバボー。前走の
サファイア特別含めオープンで2着回と、実績的にここでも通用しそう。2走前に
JRAの芝の
クローバー賞(12着)で揉まれたのもプラスに働きそうだ。
△は2頭。デビュー戦の前走で2着馬に大差をつけて逃げ切った
アサナト。もう1頭の
チサットは、初勝利を挙げるまでに4戦を要したが、3走前にはのちに重賞の
リリーカップに勝った
ソロユニットの2着になっており、ここでも十分戦えそうだ。
実績的にはリーチが一歩リードも、重賞勝ち馬不在で混戦模様。波乱の予感もする
イノセントカップは、9月24日(木)、20時35分発走だ。
(文:佐々木祥恵)