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神戸新聞杯・G2」(27日、中京)
マイラプソディは23日、栗東坂路で活気あふれる動きを披露。春は精彩を欠いたが、本来の姿を取り戻すことができるか。
復活なるか。ダービー9着以来の
マイラプソディは、栗東坂路で単走。しまい強めに追われて4F53秒3-38秒5-12秒6をマークした。鞍上がやや矯正しながらではあったが、真っすぐに登坂。漆黒の馬体を弾ませ、仕上がりの良さをアピールした。
8月中旬から坂路とコースを併用し、ハードな乗り込みを消化してきた。友道師は「予定通りですね。暑さを考慮しながら乗り込んできましたが、2週前ぐらいから上向いてきました。いい感じで秋初戦を迎えられます」と理想的な調整過程に満足げだった。
無傷3連勝で
京都2歳Sを制し、クラシック候補と呼ばれた期待馬。だが、春は
共同通信杯4着、
皐月賞13着と精彩を欠いた。続くダービーも9着。それでも、指揮官は「チーク装着の効果もあったと思うし、最後まで一生懸命走っていた」と浮上のきっかけをつかみ、秋の雪辱へとつなげた。
注目の始動戦。今年の舞台は中京芝2200メートルだが「ゆったりと運べるこの条件は合うと思う」とトレーナーは歓迎する。この先は「内容次第で決めようと思う」と話すが、もちろん菊の舞台が視野に入っている。「次に期待が持てる走りができれば」。闘志みなぎる走りで存在感を示したい。
提供:デイリースポーツ