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【日本テレビ盃予想】アナザートゥルースに注目も地元ミューチャリーの意地にも期待

  • 2020年09月30日(水) 11時00分
 本日9月30日(水)20:05、船橋競馬場日本テレビ盃(JpnII)1800mが開催される。Road to JBCにも指定されていて、優勝馬には11月3日(祝火)に大井競馬場で行われるJBCクラシックの優先出走権が付与される。

 今回の出走馬の中で最も注目しているのはアナザートゥルース。19年にアンタレスSでの勝利実績があるし、交流重賞では川崎記念を除いて馬券圏内を外していない。船橋には今年初遠征してダイオライト記念を制しているようにコース適性からも期待できる。またルメール騎手とのコンビでは2戦2勝という点にも注目したい。休養を挟んで挑んだエルムSではトップハンデを背負いながら3着と好走しており勢いは十分。

 相手筆頭はデルマルーヴル。デビュー以降掲示板を外したのはフェブラリーSだけで安定感は折り紙つき。休養明けとなったマーキュリーCでの走りも悪くなかったし、一度使った上積みも見込める。斤量差はあったもののアナザートゥルース相手に名古屋グランプリでは勝利、川崎記念でも先着しており逆転のチャンスは否めない。

 また3歳馬ダノンファラオは、ジャパンダートダービーを勝ってのステップは昨年3歳で勝利したクリソベリルと同じで古馬との初対戦でも侮れない。若い馬だけに夏場を休養に充てての心身の成長にも期待が持てる。

 地元船橋所属のミューチャリーは昨年のジャパンダートダービーでは、メンバー中上がり最速の脚を使ってデルマルーヴルにアタマ差まで詰め寄り中央馬相手でも通用することを証明した。古馬になってから川崎記念でも積極的な競馬で4着となっており、当該レースでは2010年にフリオーソが勝利して以来地方馬の勝利は遠ざかっているが、地方馬の意地を見せつけたいところ。

 過去10年で3着内馬は1〜4人気からしか出ておらず穴馬の台頭は見込みづらいが、一頭挙げるとすれば大井所属のサルサディオーネ。内目の枠を引けたし、自分の型に持ち込んで積極的な競馬ができれば牡馬相手でも残り目はありそう。船橋コースでは4戦して連対を外していないことからも侮れない。

 レース発走は20:05。どの馬がJBCへの優先出走権を手にするのか注目の一戦だ。

(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)

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