9月26日、
オーストラリアのコーフィールド競馬場でG1・
アンダーウッドS(芝・1800m)が、ローズヒルガーデンズ競馬場でG1・
ゴールデンローズS(芝・1400m)が行われた。
今春のG1戦線を占う上で非常に重要なレースとなる
アンダーウッドS。圧倒的な1番人気に応えて見事に優勝を果たしたのはラシアン
キャメロット。
北半球産馬として初めて
オーストラリアのダービーを制した同馬は4歳(北半球表記ではまだ3歳)となってもますます充実。
道中は二番手で折り合い、直線で先頭を伺うと他馬を寄せ付けない完勝だった。2着にはヒューミドール、3着にはアルカ
ディアクイーンが入った。
ラシアン
キャメロットを管理するD.オブライエン調教師は「まだまだ若く成長途上にもかかわらずここまでのパフォーマンスを見せてくれるとは、本当に素晴らしい馬です。(鞍上の)
ダミアン・オリバーには1番強い馬に一番良い騎手が乗っているのだから、任せると伝えていました。自分が関わって来た馬の中でも1番の馬だと思います。」とコメント。昨年の
メルボルンCも制覇している名伯楽を唸らせるパフォーマンスを見せた。
同馬は今後、コーフィールドSから
コックスプレートの制覇を目指す。
シドニーのローズヒルガーデンズ競馬場で行われたのは3歳戦、
ゴールデンローズS。
圧倒的な1番人気に支持されたのは、ここまで8戦7勝2着1回の完璧な成績で前哨戦も完勝したロスファイア。スタートから素晴らしい出足で先頭を伺ったが、外枠が影響し内ラチ沿いのポジションを確保するまでに脚を使った事が影響したか、直線では後続に飲み込まれて4着となった。
勝ったのは、オーレキアク。
後方で折り合い、直線では同厩舎のノースパシフィックとの激しい叩き合いを制しG1初制覇を飾った。両馬を管理するマイケル、ウェインそしてジョン・
ホークス親子が見事にG1でワンツーフィニッシュを果たした。
(取材:川上鉱介)