秋のス
プリント王決定戦で、GI戦線の開幕戦という位置付けでもある。昨年は上位人気で決着したが、過去10年で見れば6頭の2桁人気馬が3着以内に食い込んできており波乱となることもしばしばある。
1.上がり33秒台のキレ味が必要
新潟開催だった14年を除く過去9年中、7年で勝ち馬は上がり3ハロン33秒台の末脚を使っていた。近年は逃げ先行から粘り込む競馬で勝ち切るのが難しくなっており、キレ味が要求されやすい。
2.より長い距離の実績に注目
昨年の覇者
タワーオブロンドンはそれ以前に1400m以上の重賞を3勝していた。また、16・17年連覇の
レッドファルクスは以前に1400mを主戦場にしていた馬で、15年の勝ち馬
ストレイトガールは
ヴィクトリアマイルを、12・13年連覇の
ロードカナロアは
安田記念を勝っていた。
3.
父サンデーサイレンス系は不振
過去10年、
父サンデーサイレンス系の馬が勝利した例は15年の
ストレイトガールのみ。2着は4頭いるが、より長い距離と比べればやはり成績は芳しくない。なお、
ディープインパクト産駒は[0-1-1-8]にとどまっている。
ダイアトニックは前走の
キーンランドCで15着に終わったが、外有利な道悪で最内枠と力を出し切れない条件だったので参考外で良さそう。
高松宮記念で不利がありながら僅差3着するなどGIでも勝ち負けできる能力があるのは確かで、1400mなどの実績が豊富なのもプラス。巻き返しての戴冠を期待したい。