「
スプリンターズS・G1」(10月4日、中山)
さあ、いよいよ秋のG1シリーズが開幕!秋の電撃戦において注目したいのは、何と言っても歴代最多3勝(G1に昇格した90年以降)を挙げる安田隆厩舎だ。20年送り出す
ダノンスマッシュと
ダイアトニックは、いずれも12、13年に連覇を果たした
ロードカナロアを父に持つ期待馬。最強のDNAを受け継ぐ2頭が、レース史上初の父子制覇を目指して躍動する。
能力なら、僚馬にも引けは取らない。
函館スプリントS覇者
ダイアトニックがG1初制覇を狙う。1番人気だった前走のキーンランドCは15着に敗れたが、岩本助手が「驚くほど馬場が悪く、全く走れませんでした」と話すように敗因は明白。「次の週の水曜には乗りだしていましたし、ケロッとしていましたよ」。疲れはなく、調整はすこぶる順調だ。
6F戦初挑戦だった
高松宮記念は3着。繰り上がりだったが、直線の不利さえなければという接戦で適性を示した。前走まで手綱を取った
武豊が
ジャパンで
凱旋門賞に参戦するため、今回は横山典とのコンビで臨む。
「職人だし、何かをしてくれる楽しみが大きい。安定感ならスマッシュ、一発大物食いならトニック。人馬でタイプも似ている感じですしね」。レース史上最年長V(52歳7カ月12日)が懸かる東の名手を背に、一気に短距離界の頂点を目指す。
提供:デイリースポーツ