「
スプリンターズS・G1」(4日、中山)
馬体を弾ませ、出来の良さを誇示した。
ダノンスマッシュが9月30日、栗東坂路で単走追い。馬なりでも躍動感のある走りで4F52秒3-38秒3-12秒6をマークした。安田隆師は「乗った感じで時計を出してほしいと指示。(助手に)聞いたところ、元気が良くて走りたがっているそうです」と満足げにした。
過去4度のス
プリントG1挑戦は厚い壁にはね返された。「昨年は背腰に甘さがあったけど、ここにきて完成された。去年の分を返せたらいいなと思う。G1に手の届くところまで来ていると思っています」。昨年3着の舞台で反撃を誓う。
バトンを受ける川田も思いは同じだ。「前走は地下馬道を歩く姿で、春よりいい状態で来ているのを確認できて、レースもいい内容だった。非常に楽しみ」と期待した。
トレーナーにとって、自身が管理した
ロードカナロアの初年度産駒だけに、思い入れも強い。「カナロアの子が大きいレースに。調教師として最高にうれしいです。早く厩舎からG1を獲らせてあげたい」。父子制覇を果たし、ス
プリント王の座をつかみ取る。
提供:デイリースポーツ