現地時間10月4日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた第99回
凱旋門賞(3歳上・牡牝・G1・芝2400m・1着賞金171万4200ユーロ)は、逃げ馬の後ろで進めたC.デムーロ騎手騎乗の5番人気
ソットサス(牡4、仏・JC.ルジェ厩舎)が直線での叩き合いから抜け出し、最後はR.
トーマス騎手騎乗の4番人気
インスウープ(牡3、仏・F.
グラファール厩舎)にクビ差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分39秒30(不良)。
3着には1.3/4差でP.ブドー騎手騎乗の3番人気ペルシアンキング(牡4、仏・A.
ファーブル厩舎)が入った。レース3勝目を狙ったL.デットーリ騎手騎乗の1番人気
エネイブル(牝6、英・J.ゴスデン厩舎)は6着、日本から参戦したJ.スペンサー騎手騎乗の7番人気
ディアドラ(牝6、栗東・橋田満厩舎)は8着。O.ペリエ騎手騎乗の2番人気
ストラディバリウス(牡6、英・J.ゴスデン厩舎)は7着。
勝った
ソットサスは父
Siyouni、
母Starlet's Sister、
その父Galileoという血統で、半姉に米G1・7勝の
Sistercharlieがいる。昨年3着の雪辱を果たし、2019年仏ダービー、2020年ガネー賞に続くG1・3勝目を挙げた。通算成績は12戦6勝。鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手、管理するJC.ルジェ調教師は
凱旋門賞初制覇となった。
なお、本レースは審議が行われたが、到達順位通りに確定した。また、
武豊騎手が騎乗予定だった
ジャパン(牡4)などA.オブライエン厩舎の所属馬4頭は薬物検査で陽性となり、当日午前中に出走取消が発表された。