4日(日)、フランスのパリロンシャン競馬場(芝:不良)で11頭が出走して行われた
凱旋門賞(G1・芝2400m)は、クリスチャン・デムーロ騎手が騎乗したフランスの4歳牡馬
ソットサスが2分39秒30のタイムで優勝した。
クビ差の2着に
インスウープ、3着にペルシアンキングが入り、以下4着
ゴールドトリップ、5着ラービアーまで地元フランス勢が占めた。史上初の
凱旋門賞3勝目を狙った
エネイブルは6着、日本の
ディアドラは8着だった。
●レース後の日本馬関係者のコメント
8着
ディアドラ(橋田満調教師)
「レース前に馬場を歩いて確認しました。雨は止んでいましたが、風が吹いたことによって表面の水分が飛んで、粘土質で脚にまとわりつくような重たい馬場になりました。レースの運び方については騎手に一任しました。道中はスムーズに走れていましたし、最後の直線に向いて手応えも良かったですが、伸びきれなかったのは、この馬場をこなせなかったということだと思います。
ディアドラは最後まで一生懸命に走ってくれました。日本の馬は少しの雨ならこなせると思いますが、これだけの雨量があると、訓練と適性が求められると思います。フランスの重たい馬場は、イギリスのそれとも別物で、特殊な馬場でした。ファンの皆様には温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました」
(J.スペンサー騎手)
「道中も
リラックスしていましたし、彼女の状態や走りには満足しています。ただパリロンシャンの芝コースは他のどの競馬場よりも深く、土がまとわりつくような感じで、いざ加速しようとした時に進んで行かず、これまでに経験したことのないものだったと思います。今回、騎乗機会をいただき感謝しています」
(コメントは
JRAからのリリースによる)
ラジオNIKKEI