1967年創設の短距離重賞。1995年に全国指定交流競走となり、
JRA及び他地区所属馬も出走できるようになった。現在は
JBCスプリントの前哨戦として認知されており、1着馬には
JBCスプリントの優先出走権が付与される。第54回を迎える今年は、2連覇を狙う
コパノキッキングや充実一途の地元
サブノジュニアら、14頭が出走する。
◎は
コパノキッキング。昨年のこのレースの覇者。また前に行きたい馬が多く、それらを見ながら道中運べるこの馬にとってレースもしやすいだろう。鞍上もこの馬を良く知る藤田菜七子騎手に戻り、ここは人馬とも連覇の期待がかかる。
○に
サブノジュニア。春には
東京スプリントで
ジャスティンの2着と交流重賞でも通用することを証明している。その後、重賞の
アフター5スター賞まで3連勝と充実振りも光っているし、前が速くなりそうなメンバー構成で、◎同様、競馬がしやすそう。地元大井なら好勝負必至と見た。
▲は
ジャスティン。ハナを切らなくても競馬はできるが、逃げ馬の
ラプタスが大外枠になったのとは対照的に好枠に入ったこの馬はすんなり先行できそうだ。前走の
さきたま杯は5着に敗れたものの、
東京スプリントを勝った時と同じこの舞台なら巻き返しは可能。
△は2頭。
ブルドッグボスは大井の1200mでは勝ち星はないが、17年には
東京盃と
JBCスプリントで2着、3着、昨年のこのレースでも2着と好走しており、コース条件は問題ないだろう。実績からも有力候補だが、あとは58キロが影響しなければ。もう1頭はやはり実績上位の
マテラスカイ。逃げたい馬が多いが、うまく先手を取れれば面白い存在だ。
コパノキッキング&藤田菜七子騎手が2連覇なるか。それとも地元の
サブノジュニアが交流重賞初Vとなるか。注目の
東京盃は、10月7日(水)、20時10分発走。
(文:佐々木祥恵)