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【京都大賞典】ダンビュライト激走再び 状態良好!好相性の淀で鉄砲駆けだ

デイリースポーツ
  • 2020年10月07日(水) 09時00分
 「京都大賞典・G2」(11日、京都)

 6番人気だった19年のこのレースで、逃げ粘って2着に入り大波乱の片棒を担いだダンビュライト。ムラ駆けでつかみどころのないタイプだが、京都芝の中距離はベスト。先行力を生かせる開幕週の馬場も好材料だけに、再び激走するシーンも十分にあり得る。去勢手術明け3走目で、大きな変わり身を見せるか。

 G2・2勝の実績馬ながらも、いつ走るのかが分からない。ムラ駆けタイプのダンビュライトは、予想をする上で常に厄介な存在だ。我の強さは父ルーラーシップ譲り。秋初戦を迎える今回は、果たして天使か悪魔か-。

 宝塚記念9着後は、滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧。英気を養い、9月15日に帰厩した。調教は松若が付きっきりで騎乗し、1週前の6日には栗東坂路で4F53秒1-38秒5-12秒5を記録。併せ馬でサンライズノヴァ(6歳オープン)に先着し、体調の良さを伝えた。

 状態について、担当の濱田助手は「いつもの放牧明けと変わりはありません」と順調さを強調する。この馬の場合、問題は気性面だが、その答えは「こちらでは扱いやすい馬なんです。スイッチが入るのは、競馬場に行ってからなので」。今回は去勢手術明け3戦目になるが、その効果はいまだに謎のままだ。

 ただし、2走前の天皇賞・春9着は、休み明けの上に距離も長かった印象。前走の宝塚記念も「返し馬に入る時点で落鉄。ゲート裏で着け直したけど、結局、レースでも右トモが落鉄していた」と敗因は明白。前2走だけで見限るのは早計だ。

 一番のポイントは、パドックでジョッキーがまたがった瞬間。いつもそこでスイッチが入るが「地下馬道からダートを通らず、そのまま芝に入れる淀は割といい」と仕上げ人。京都コースとの相性の良さは、決して偶然ではないだろう。気性的に鉄砲は利くタイプ。闘志を内に秘め、マイペースで運べるようなら、19年以上の走りが見られても何ら驚けない。

提供:デイリースポーツ

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