今年の仏
オークス(仏G1)、ナッソーS(英G1)を制した
ファンシーブルー(牝3)が腱の損傷のため、現役を引退することがわかった。
ファンシーブルーは
父ディープインパクト、
母チェンチコヴァ、
その父Sadler's Wells。伯父にG1・6勝馬High
Chaparralがいる血統のアイルランド産馬。
2019年9月18日、アイルランドのエイダン・オブライエン調教師の管理馬として、息子のドナカ・オブライエン騎手を背にデビュー。2歳時は2戦2勝の戦績を残す。
今年からは調教師として開業したドナカ厩舎に移籍。始動戦の愛1000ギニー(愛G1)2着を経て、仏
オークスを制覇。当時21歳のドナカ師に初のG1タイトルをもたらした。さらに7月30日のナッソーSも制し、
父ディープインパクトの命日にG1連勝を果たす。
結果的にラストランとなった9月12日のメイトロンS(愛G1)は3着。その後は10月4日の
オペラ賞(仏G1)に出走予定だったが、厩舎で使用していた飼料から禁止薬物が検出されたため、出走を取り消していた。通算成績は6戦4勝。