7日、
大井競馬場(天候:雨、馬場:良)で行われた第54回
東京盃(JpnII・ダート1200m)には14頭が出走し(9番
フランシスコダイゴは競走除外)、割れた中で最終的に1番人気だった
ジャスティン(
JRA)が、3番手から押し切り1分10秒8の時計で勝利した。
中団を進んだ7番人気の
ブルドッグボス(浦和)がクビ差の2着に入り、1/2馬身差の3着には直線勢いよく追い込んだ3番人気の
コパノキッキング(
JRA)が入った。スタートで出遅れた2番人気の
マテラスカイ(
JRA)は、11着に終わった。
勝った
ジャスティンは父
オルフェーヴル、
母シナスタジア(母の
父Gone West)という血統で、栗東・
矢作芳人厩舎所属の牡4歳、栗毛馬。通算成績は18戦7勝(うち地方3戦2勝)。同じ舞台で行われた今年春の
東京スプリントに続いて、重賞2勝目となった。
<レース後の関係者のコメント>
1着
ジャスティン 戸崎圭太騎手「砂を被らない位置に行きたいと思っていました。行く馬がたくさんいるのでどうかなと思いましたが、良い形で進められました。馬場は水分を含んでいて前残りが多いですが、走りやすいのかなと思いました。差はそんなにありませんが、先頭に立って遊んでいるところもありましたし、後ろが来たらまた反応していました。とても元気な馬と聞いていたので、返し馬では落ちないように気をつけていました。良い馬で走ると感じていました。大井で重賞2勝ですから相性が良いのかなと思います。私は復帰してからお客さんがいる中で乗ったのは初めてでしたが、たくさんのファンの方がいると気持ちが入りますし、また頑張りたいと思います」
矢作芳人調教師
「ジョッキーが上手かったと思います。JBCを強く意識していましたので、ここで勝って優先出走権を獲りたかったので良かったです。お客さんがいたので心配していましたが、落ち着きがあって非常に良い感じでした。1歩目は良いのですが、2歩目で滑るところがあるので心配していましたが、そこは大井にいた戸崎騎手が上手く捌いてくれました。最後は何とか振り切ってくれと思っていました。休み明けの分止まりましたが、次は良くなると思います。
JBCスプリントを目標にしているので獲りたいです。また応援よろしくお願いします」
2着
ブルドッグボス 御神本訓史騎手「前が速かったです。こういう馬場にもなってしまいましたからね。若い馬が台頭している中、高齢でもよく走ってくれています」
3着
コパノキッキング 藤田菜七子騎手
「前回乗せていただいた時に比べると、
テンションが高いという印象がありました。ゲートの中で動いて、上に出るような感じのスタートになったので、それがもったいなかったです。
東京スプリントの時は出して行って終いが甘くなったので、イメージ的に脚を溜めていきたいと思いました。溜めた分、しっかり伸びましたが、悔しい競馬になりました。同じ舞台の
JBCスプリントへ良いイメージを掴めました。次につながる競馬ができたと思います」
4着
ラプタス 幸英明騎手「1200mでもスピード負けしていませんでした。掛かり気味なぐらいスピードがあります。1200mでも行けそうです。内枠が当たって楽に行ければ良かったですね」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI