「サウジアラビアロイヤルＣ・Ｇ３」（１０日、東京）

　上昇ムードを漂わせていた。ダディーズビビッドは７日、栗東ＣＷで３頭併せ。馬なりで大外を回り、フィールドセンス（６歳４勝クラス）に半馬身差、ダノングロッケン（２歳新馬）に１馬身差の最先着を果たした。５Ｆ５１秒８-３８秒２-１２秒３に、動きを見守った千田師は「予定よりも速くなったけど、元気な証拠でしょう。前走を使ってピリッとしてきた」と納得の表情を見せた。

　新馬勝ち後に迎えた２戦目の野路菊Ｓは２着に敗れた。「少頭数でうまく逃げ切られた。それでも重賞３着馬をかわしているし、後ろの馬にはかわされていないので」と前向き。今回は東京が舞台だが、「新馬戦も前走も４角で逆手前。そこでトップスピードに乗るのにワンテンポ遅れた。コーナーがゆったりとしている東京でうまく走れたら」と、より広いコースを歓迎した。条件好転で重賞獲りだ。

提供：デイリースポーツ