8日、
大井競馬場(雨 不良)で行われた第17回
レディスプレリュード(JpnII 1800m)は、
JRAの1番人気
マルシュロレーヌが中団追走から直線堂々と抜け出して完勝、重賞初制覇を果たした。勝ちタイム1分52秒1、勝利騎手は
川田将雅。
マルシュロレーヌは11月3日に
大井競馬場で行われる
JBCレディスクラシックの優先出走権を得た。
2番手追走から一旦は勝ち馬に食い下がった3番人気
マドラスチェックが2着、一昨年の勝ち馬
プリンシアコメータが3着。4着
レーヌブランシュまで
JRA勢が占め、地方勢は
サラーブ(大井)の5着が最高だった。
マルシュロレーヌは父
オルフェーヴル、
母ヴィートマルシェ(母の
父フレンチデピュティ)、
JRA栗東・
矢作芳人厩舎の管理馬。通算成績14戦5勝、ダート戦初出走だった前走を快勝してこのレースに臨んでいた。
矢作芳人調教師は7日の
東京盃(大井)を
ジャスティンで制していて、2日連続のダート
グレード競走勝利となった。
<レース後の関係者のコメント>
1着
マルシュロレーヌ(
川田将雅騎手)
「無事に勝つことができて何よりです。初めての地方の競馬場で、初めてのナイター競走というところを心配していたのですが、パドックでの雰囲気も全く問題なさそうでしたし、レース直前も問題なく過ごすことができたと思います。(レースプランは)この馬のリズムで競馬をして、地方の馬場でどれだけ走れるかというところでした。道中はとてもいいリズムで走ることができていたので、何ら問題なく大丈夫だと実感しながら乗ることができました。
前回が初ダートで素晴らしい勝ち方をしてくれましたが、本当にダートが合うのかというのも心配な点でした。きょうのこの馬場でもしっかりと自分の脚を使うことができましたし、直線ではやはりダートが合うということを確認しながらのレースになりました。今日の結果が物語るように高い素質を示してくれましたし、このまま無事に次のJBCに向けていい時間を過ごして、本番を迎えられたらと思います」
(
矢作芳人調教師)
「2日連続で、地元でいい思いをさせてもらいましたし、馬に感謝です。やはり能力は信頼していましたが、不安はこういう馬場でした。ちょっと不安を抱えて見ていたのですが、4コーナーでだいたい大丈夫だな、と思って見ていました。勿論次は
JBCレディスクラシックに行きます。強い勝ち方をしてくれましたし、いつまでもここは自分の地元ですから、本当に嬉しいです」
2着
マドラスチェック(
森泰斗騎手)
「展開は完璧でした。ただ、勝ち馬は切れましたね。馬体を併せる形になっていれば違ったかもしれませんが...。まだ緩さを感じましたし、これからまた良くなってくると思いますから、本番で逆転を狙いたいです」
3着
プリンシアコメータ(
岩田康誠騎手)
「よく走ったと思います。今日の馬場で逃げか2番手だったら、2着はあったでしょう。次に繋がると思います」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI