「
京都大賞典・G2」(11日、京都)
復活の秋だ-。
グローリーヴェイズが19年12月の
香港ヴァーズ以来、10カ月ぶりの勝利。前走の
宝塚記念は17着に終わったが、ファンの前で本来の姿を取り戻した。
前走で失敗したスタートを難なく決めると、道中は5番手。まくり気味に進出してきた
キセキに4角から迫られたが、初コンビの川田は慌てなかった。「とにかくリズム良く組み立てようと思っていましたし、とてもいい雰囲気で走ってくれました。こちらも手応えが残っていましたし、十分押し切れるという感触でした」。最後は3/4馬身封じ込んだ。
尾関師も「テン乗りでしたが、川田ジョッキーがうまく導いてくれました。しっかり競馬できてホッとしています」と安堵(あんど)の表情。休み明け、58キロの斤量を背負っての内容に、「まだ100%の状態じゃない中で、重い斤量でも走ってくれてさすがです」とねぎらった。
シルクレーシングの米本昌史代表は「昨年に香港を勝ってからいろいろと恵まれませんでしたし、きょうの結果はうれしいです」と喜び、「次走は
ジャパンC(11月29日・東京)か
香港ヴァーズ(12月13日・シャティン)が選択肢に入ると思う」と先を見据えた。大舞台でより一層の輝きを放ってみせる。
提供:デイリースポーツ