禁止薬物(ジルパテロール)が検出された飼料の製造元であるアイルランドのゲイン社が、現地時間11日にリリースを発表した。
同社の飼料はアイルランドのA.オブライエン厩舎などで使用され、その影響により、4日の
凱旋門賞(仏G1)で
武豊騎手が騎乗予定だった
ジャパンなどが出走取消となった。
飼料に禁止薬物が含まれている可能性が発覚し、飼料の使用を避けるよう声明が出されたのは2日。以降、原因を特定するための調査が開始された。検出されたジルパテロールは主に食用牛の飼料に混合される成分で、筋肉量の増加を促す効果がある。
5日には飼料に含まれる糖蜜の供給元を変更。農林水産省と協議の上、飼料生産を再開した。
リリースの最後は「大切なお客様にご迷惑をおかけしましたこと、改めて心よりお詫び申し上げます」と締められている。